第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

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2014年11月6日木曜日

日本人の謙虚さ

みなさんこんにちは、かばんです。

さてさて、今日は最近しみじみと感じるようになったことを書きます。
私が思う「日本人の謙虚さ」について。

今のフラットに越してからというもの、何かと物入りな私たちであります。

そして越して2週間、やっとブロードバンド業者が入った時のこと。
何やら英国では「業務中はブーツを着用」と「安全性」の面で義務づけられているらしく、
こりゃ段ボールを引いて渡ってもらうしかないなと
丁重にお願いをして、下に敷いていったのね。

もう、忘れられないよ、あの兄さんの人を見下したような呆れた苦笑い。
仕方ないじゃんか!



後日、窓にブラインドをつける工事(一か月待たされた)のため必死に準備した


わたしゃ日本人じゃ!

最後は指示なんか忘れて鼻歌混じりに(!)
土足でフローリングの上を歩くではありませんか。

結局、後は夫に任せて私は寝室に引き下がりました。
同じ部屋に居たらもう…殴りかかる勢いだったものでね。はっは

まあ現実はしくしく泣くしかなかったんだけど
こうも心が乱れるとはね…

そして床を綺麗に掃除して戻ってきた夫に
「これが文化の違いよ。この涙を覚えておいてね」
と鼻をすすりながら伝えたのさ。

そしてやっぱり兄さんは何のためらいもなくズカズカ入ってきたのでした


が、後日「ただの綺麗好きで土足が許せない国なんだ」
と、予想もしなかった解釈の仕方をしていた夫なのでした。

せ、説明が足りなかった…!
そんなら国民全員が洗剤の匂い漂う埃一つない家に暮らしてるわい!!

日本の家は昔から気候や湿度の関係で高床式で
家の中を清潔に保つのは周知のこと。
が、そこに「人様の家を汚さない」なんて美しい奇跡のような思慮深さが存在する!

そう、「人様」というこの言葉!!
そんなものもうとっくに廃れてきてるよ姉ちゃん、
なんて悲しい事実はあるかもしれないけどさ…

この「人様」という言葉が日本人で一番誇るべき人間性を表していると思う。
あとでトラブルが起きないように、なんて理由はまあ無視してね。

だってさ、このお兄ちゃん、もしかしたら犬の糞を踏んでたかもしれないし、
公衆トイレに入ったかもしれないし、泥んこ道を歩いたかもしれない、
そんな汚いものを堂々と笑顔で人のプライベートなリビングの床に踏みつけるかね。

日本ではどんな役職に就いたお偉いさんでも、
人の家に上がる時は靴を脱ぐ(昔は洗う)。

こんな習慣が身についている私たちは、
全く意識することなく謙虚で思慮深い、気高い国民性を保ってるのだと思う。

欧米では「足の裏を見せるのは失礼」らしいけど、
私は自国の謙虚さと思慮深さを重んじると同時に、
こっちで学んだ個人主義と自己主張をバランス良く保ちたいと思う。

留学の時はあまり気にしなかったこの「土足」
生活となるとこうも気分が違うのね。

てなわけで、以上が私の最近経験した
人の心に土足で踏み込んでこられた出来事でありました。

ほなほな、まったねー。
かばん。


土足厳禁を分からせるにはやっぱりあれよね、
ラグとスリッパよね!そして靴置き場よね!
外に出しておきたいけど、盗まれる可能性大だし…
ああん。日本は平和じゃぁ。

あ、そういえば鍵受け渡しの時も
不動産(女性)が笑顔で靴を履いたまま部屋の奥で待っていたっけ…


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